【日時】 2025年 12月 13日(土)19:30~21:00(日本時間)
【演題】 「 ノーベル文学賞受賞作家ヨン・フォッセの世界〜翻訳者が語る『朝と夕』の素朴と神聖」
2023年にノーベル文学賞を受賞したノルウェーの作家ヨン・フォッセは、雄大な自然が息づく西ノルウェーのフィヨルド地方を舞台に、詩、演劇、小説など多様な形式で独自の作品世界を築いてきました。『朝と夕』は日本で最初に翻訳された小説であり、その独特な文体や死生観に触れることができます。本講演では、フォッセ文学の入門書とも言えるこの一冊を手がかりに、フォッセの静謐で深遠な世界を探ります。
【講師】 伊達 朱実 ( 『朝と夕』 翻訳者 )
【開催方式】 Zoomを使ったライブ方式
【参加費】 非会員:800円 (学生300円)
参加者 19名 アーカイブ視聴 5名
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
<講師紹介>
大学卒業後日系化学メーカー勤務を経てノルウェー大使館に広報担当官として長年勤務。退職後ヨン・フォッセの小説『朝と夕』を翻訳。
下記の「宇宙樹」は拡大してご覧いただけます。
【日時】 2025年 11月 22日(土)19:30~21:00(日本時間)
【演題】 北欧の公共図書館がにぎやかになった理由
21 世紀の図書館の存在意義は、国や館種を問わず文化格差を埋めることにある。中でも北欧公共図書館は情報と文化への無料アクセスを保障することで、社会的・文化的に不利な立場・弱い立場に置かれた人びとを包みこむ公共空間を目指してきた。乳幼児から超高齢者まで、多様な属性を持つ図書館訪問者がそれぞれ自分自身の居場所を館内に見つけ出せるような場所へと、公共図書館が変化した理由を考えてみたい。
【講師】 吉田 右子(筑波大学図書館情報メディア系教授)
【開催方式】 Zoomを使ったライブ方式
【参加費】 会員無料、非会員800円 (学生300円)
参加者 28名 (内非会員8名) アーカイブ視聴 6名
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
<講師紹介>
図書館情報大学助手を経て、現在、筑波大学図書館情報メディア系教授。専門は公共図書館論。
主な著書: 『デンマークのにぎやかな公共図書館』(新評論 2010年)、『オランダ公共図書館の挑戦』(新評論 2018年)、『ラトヴィアの図書館』(秀和システム2024年)
下記の「宇宙樹」は拡大してご覧いただけます。
【日時】 2025年 10月 25日(土)19:30~21:00(日本時間)
【演題】 スウェーデン出身の落語家から見た日本
「落語との出合い、日本の伝統芸能「落語」の世界や徒弟制度、さらにイギリス、フランス、スウェーデンでのヨーロッパ海外公演の様子や、海外と日本の笑いの 違い等についても触れてお話しします。
【講師】 三遊亭好青年 (ニルソンビョルク ヨハン) 落語家 五代目圓楽一門会所属
2016年、三遊亭好楽に入門し、2020年、二ツ目に昇進。寄席や全国各地の落語会に出演。 江戸時代から400年続く落語の世界で、スウェーデン人で初、さらにヨーロッパ出身で 初の落語家となる。江戸落語では唯一の外国人落語家。 笑点、NHKworld等のテレビ番組にも出演。現在は、TBSラジオpodcastでパーソナリ ティを担当。司会、ナレーション、ラジオ、CM、講演、執筆等も行う。
主な著書など: 落語・講談・浪曲がもっと好きになるWebメディア Warau Webで月1連載中
【開催方式】 Zoomを使ったライブ方式
【参加費】 会員無料、非会員800円 (学生300円)
参加者 23名 (内非会員2名) アーカイブ視聴 10名
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
下記の「宇宙樹」は拡大してご覧いただけます。
演題: 諷刺文学にさぐる北欧的モダニティの基層——ルズヴィ・ホルベア『ニルス・クリームの地下世界旅行』とユートピア的想像力
「北欧は理想郷ではない」——現地の事情にある程度通じてくると、誰もが訳知り顔でそう言う。だが18世紀の北欧には、ユートピア的想像力を駆使して来たるべき社会を模索するモラリストがいた。「デンマーク・ノルウェー文学の父」によるラテン語諷刺小説を手がかりに、ノルディック・スタディーズの基本的な枠組みを再考する。
講師:奥山 裕介 ( 摂南大学国際学部非常勤講師 )
デンマーク政府奨学金給付生としてコペンハーゲン大学人文学科に留学後、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。主にデンマーク文学を専門とし、北欧地域の文化動態を語圏横断的視点から探究する。世界文学会第2回研究奨励賞受賞。各国文学の専門家との研究集会・論集企画を通じ、北欧研究の脱領域化を目指している。
主な著書など:
【翻訳】
・イェンス・ピータ・ヤコブセン『ニルス・リューネ』(幻戯書房、2021年)
・M・W・スワーンベリ遺稿詩集『Åren』(LIBRAIRIE6、2019年初版、2023年増補新装改訂版)
【評論】
・「トランスプランターズ——〈果樹園〉を継ぐ者たちのデンマーク文学」(集英社『すばる』2024年12月号より隔月連載)
・「ヒュゲを真面目に考える——「幸福の国」への問いから始めるデンマーク
日時:2025年 9月 20(土)19:30~21:00(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、非会員:800円 (学生300円)
参加者 29名 (内非会員5名) アーカイブ視聴 3名
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
下記「宇宙樹」は拡大してご覧いただけます。
演題:スウェーデンの絵本が描く「こども」と「おとな」」
スウェーデンをはじめとする北欧諸国において、児童文学は非常に活気のある分野です。こどものための文化芸術で何がどのように描かれるかは、「おとな」が「こども」をどのような存在として捉えているかによって違ってきますが、北欧の絵本の中で「こども」はどのように描かれているでしょうか。そして、どのような題材が取り上げられているのでしょうか。絵本を中心に、北欧におけるこども文化のあり方について考えたいと思います。
講師:上倉 あゆ子 (東海大学文化社会学部北欧学科 准教授)
大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士後期課程単位取得退学。2009年より東海大学講師、2018年より現職。スウェーデン語および北欧文学に関わる科目を担当。近年は北欧におけるこども文化(舞台芸術・児童文学など)とこども観に関心を寄せている。
主な著書など:共著に『スウェーデンを知るための64章【第2版】』(明石書店、2024年)、『新版 北欧学のすすめ』(東海大学出版部、2020年)、『北欧文化事典』(丸善出版、2017年)など。
日時:2025年 6月 14日(土)19:30~21:00
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、非会員:800円 (学生300円)
参加者 24名 (内非会員2名) アーカイブ視聴 4名
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
下記の会報「宇宙樹」をクリックすると拡大して御覧いただけます。
演題:「桑木資料でつむぐ北欧文化協会草創期の人々の想いとフィンランドイメージ」
桑木務先生(北欧文化協会初代会長)から譲り受けた戦前の資料をもとに、当時をたどる作業に取り組んできた。資料から見えてくる協会設立に関わった方々の活動と北欧への想いを伝えたい。
講師: 小川誉子美(横浜国立大学教授)
日本語教育学、日本語教育史が専門。
岐阜県生まれ。早稲田大学卒業後、民間シンクタンク勤務。筑波大学大学院を経て国際交流基金の派遣で、 冷戦下のブルガリアソフィア大学(1987~89年)、フィンランドヘルシンキ大学(1989~91年)で日本語講師 を務める。現在は、日本語教育と、日本語教育学や教育史を担当。
主な著書など:『欧州における戦前の日本語講座―実態と背景』(2010)風間書房
「日本におけるフィンランドの紹介ー戦後20年間の活動内容と意義」『日本とフィンランドの出会いとつながり』(2019) 大学教育出版
『蚕と戦争と日本語―欧米人の日本理解はこうして始まった』(2020)ひつじ書房
『開国前夜、日欧をつないだのは漢字だったー東西交流と日本語との出会い』
(2022)ひつじ書房
日時:2025年 5月 17日(土)19:30~21:00
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、非会員:800円 (学生300円)
参加者 26名 (内非会員7名) アーカイブ視聴 3名
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
下記の「宇宙樹」を拡大すると、例会の概要がご覧いただけます。
題:「独立前夜のフィンランド歌曲」
フィンランドが独立を迎える直前、19世紀末から20世紀初頭に生まれたフィンランド歌曲は、民族意識の高まりとともに独自の文化を開花させました。オスカル・メリカントやジャン・シベリウスが手がけたこれらの歌曲は、詩と旋律を通してフィンランド人のアイデンティティや郷土愛を表現し、抑圧に抗う決意を訴えました。本公演では、これらの楽曲を演奏とともに解説し、その魅力と背景を紐解きます。
講師:鈴木啓之(声楽家)
名古屋音楽大学大学院修了後、2008~2013年にフィンランド留学。フィンランド歌曲をJorma Hynninen、Marja Holopianen Tatenoに師事し、大阪国際音楽コンクール第3位受賞。「塔の乙女」日本初演や「クッレルヴォ交響曲」のソリストとして活躍。2024年にオスカル・メリカント歌曲集をリリース、「音楽現代」準推薦盤に選ばれる。
主な著書など:CD「オスカル・メリカント歌曲集」(299Music)
日時:2025年 4月 19日(土)19:30~21:00(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、非会員:800円 (学生300円)
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
参加者 28名 (内非会員5名)
下記「宇宙樹」は拡大して御覧いただけます。
演題:『私はカーリ、64歳で生まれた』
スウェーデンで養父母に育てられた聡明な女性、カーリは就職を機に、出生地がノルウェーだと知らされる。赤十字から生みの母オーセがオスロに住んでいることを知らされ、会いに行くが冷たくあしらわれる。その後、偶然のきっかけから64歳になって初めて自分の赤ちゃん時の写真と、ナチスの「レーベンスボルン(生命の泉)」計画で生まれたことを知る。ナチスはホロコーストでユダヤ人を殺りくする一方、純粋のドイツ民族とされたアーリア人増殖施設「レーベンスボルン」を国内だけでなく、占領したノルウェーにも設立した。そこではナチス親衛隊の男と現地の“選別された”女性から生まれた子どもを育て、カーリもその一人だった。彼女の自分探しは恐ろしい歴史とのかかわりに出会い、過去をとりまく悲劇と希望が壮大なドラマへと展開していく。
この実話は、共に運命に翻弄されながら懸命に生きた2世代の母親の物語でもある。恐ろしい出生の秘密にたどり着きながらも人を愛し続け、ついに幸せと安住できる『家』を見つけたカーリの物語である同時に、二重、三重の苦しみに押しつぶされたオーセの悲しい物語でもある。
(海象社ホームページより)
講師:カーリ・ロースヴァル(著者)、速水望(翻訳者/解説)
カーリ・ロースヴァル:1944年、ノルウェー生まれ。スウェーデンで養父母に育てられる。64歳になって初めてナチスの「レーベンスボルン(生命の泉)」計画で生まれたことを知る。現在はアイルランドのダブリン在住。
速水 望
ヨテボリ大学文学部北欧言語学科スウェーデン語専攻修士。 東海大学北欧学科非常勤講師、都内の語学スクールでスウェーデン語講師を務めた後、2002 年 10月~ 2016 年 3 月までスウェーデン 社会研究所にて主任スウェーデン語講師に就く。2016 年 4 月より 東京スウェーデン語学校講師。2010 年より SWEDEX 試験担当官。
主な著書:
『私はカーリ、64歳で生まれた』
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
訳者著書『ニューエクスプレス スウェーデン語』(白水社)
『ニューエクスプレス プラススウェーデン語単語集』(白水社)
『ニューエクスプレス スウェーデン語単語集』(白水社)
訳書『私はカーリ、64 歳で生まれた Nowhere’s Child』(カーリ・ ロースヴァル、ナオミ・リネハン著 (海象社)
日時:2025年 3月 2日(日)19:00~20:30(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
★アーカイブ視聴は会員のみとなっております。
参加費 会員:無料、非会員:800円 (学生300円)
参加者 26名 (内非会員6名) 録画視聴申込 4名 ※録画視聴は会員のみのサービスです。
下記の会報「宇宙樹」は拡大して御覧いただけます。
演題:画家ヒルマ・アフ・クリント展の「政治学」-その再評価をめぐって
ヒルマ・アフ(アーヴ)・クリント((Hilma af Klint、1862 - 1944)は、スウェーデンの画家・神秘主義者で、今日、最初期の抽象絵画の一人として評価されている。2018年 - 2019年のニューヨーク、グッゲンハイム美術館での回顧展は、同館史上最高の約60万人の来館者を記録し、その後、2本の伝記映画が公開された。この大ブームには、作家、芸術に対する評価と再評価、美術館と美術展の背景が起因していることを探る。
講師:岡部昌幸(帝京大学文学部名誉教授。現在、群馬県立近代美術館館長、荏原 畠山美術館館長、東御市梅野記念絵画館館長、日本フェノロサ学会会長。)
横浜生まれ。早稲田大学第一文学部美術史専攻、同大学院で学ぶ。帝京大学文学部名誉教授。現在、群馬県立近代美術館館長、荏原 畠山美術館館長、東御市梅野記念絵画館館長、日本フェノロサ学会会長。西洋近代および日本近代美術を専攻。リヴィジョニズムとグローバル・アート・ヒストリーの視点で、特に世紀転換期の美術や装飾美術、ジャポニスム、写真史などを研究。訳書に『エドウィン・アーノルド著 ヤポニカ』(雄松堂出版)。「スウェーデンの国民画家 カール・ラーション展」、「プーシキン美術館所蔵イタリア・バロック絵画」展、「ジャポニスムのテーブルウェア」展等100以上の展覧会の企画監修に関わる。
主な著書:
• 訳書:エドウィン・アーノルド『ヤポニカ』(雄松堂出版、2004)。
日時:2025年 2月 1日(土)19:30~21:00(日本時間)
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加者 25名 (うち非会員 3名) 録画視聴申込 4名 ※録画視聴は会員のみのサービスです。
下記の会報「宇宙樹」は拡大して御覧いただけます。
演題:スウェーデン音楽文化の歴史 –スウェーデンの響きとは?–
18世紀にグスタヴ3世王が中央ヨーロッパから優秀な音楽家を招聘して自国の音楽文化の発展に尽力した時代から、スウェーデン独自の音楽文化発展させて現在に至るまでの歴史について(音楽ジャンルの中でも所謂クラシック音楽の話中心)。
講師:和田 記代(ピアニスト、一般社団法人ステーンハンマル友の会 代表理事)
桐朋学園大学卒業後、仏国立マルセイユ音楽院を経てローマのサンタ・チェチリア国立音楽院アカデミーを最優秀で修了。2004年にスウェーデン作曲家作品を紹介する演奏家団体 ステーンハンマル友の会を日本で立ち上げる。2015年より活動の拠点をスウェーデンに移し、スウェーデン音楽の演奏・研究をしている。ストックホルム在住。
主な著書:
• Naxos 7枚組CD「アルヴェーン:交響曲全集・管弦楽曲集」日本仕様版 解説(2022)
• 楽譜「ステーンハンマル:未完のチェロソナタ ト短調 断章」(Edition Kiyo Wada 2024)
日時:2025年 1月 11日(土)19:30~21:00
開催方式:Zoomを使ったライブ方式
参加費 会員:無料、非会員:800円 (学生300円)
参加者 34名 (うち非会員 4名) 録画視聴申込 5名 ※録画視聴は会員のみのサービスです。
下記の会報「宇宙樹」は拡大して御覧いただけます。