例会の記録



2020年12月例会

演題:「映画が語るデンマーク社会

     ‐第32回東京国際映画祭 グランプリ受賞『わたしの叔父さん』を手始めに‐」

 

映画は実像も虚像も語るもの。歴史研究者として映画の画面のメッセージからその背景を読み解くと・・・・。

 

講師:村井誠人氏(早稲田大学名誉教授 コペンハーゲン大学客員教授(2000~01) 

            津田塾大学、大阪外国語大学、東京大学で非常勤講師を兼任)

            北欧史(デンマーク史)専門

 

日時:12月18日(金)19:00~20:30

開催方式:Zoomを使ったライブ方式

 

*参加者 28名 (内 非会員: 8名)

*<参加者感想抜粋>

『Onkel』(「おじさん」の意)という昨年第32回東京国際映画祭でグランプリを受賞した邦題『わたしの叔父さん』という映画の内容紹介から、現在のエストニアの様子を知った。受賞理由が世界的に有名な日本の映画監督小津安二郎作品の世界観に似ていたこともあるとのこと。淡々とした日常生活が描かれているに違いない。村井氏は70年代の学生紛争によってデンマーク社会が実際に変化するのをその目で見、驚きとともに語り、現在の教育制度を語った。何歳でもその時の興味と環境に従って勉強も人生もやり直しがきくデンマーク社会に参加者の興味が集中していたように思う。

 

 


会報「宇宙樹」2021年1月号


2020年11月例会

演題:「最近のエストニア事情」

先進的な電子政府やIT企業を擁し、世界の注目を集めるエストニア。しかし、その歴史、社会、人々の生活等については意外と知られていない。現地に在勤して3年となる発表者が、コロナ禍の下での現地情勢や日本との関係も含め、エストニアの現状を報告する。

 講師松村一氏(在エストニア日本大使館参事官)

 日時:2020年11月27(金)19:00~20:30

 開催方式:Zoomを使ったライブ方式

     (エストニアの首都タリンよりオンラインでの講演)

 

*参加者 32名 (内 非会員: 15名)

*<参加者感想抜粋>

コロナ禍で期せずして実現可能となったエストニアとのオンラインライブ。映像と音声はまるですぐ近くにあるかのよう。他国の支配を受け続けてきたエストニアの歴史が豊富な写真を基に解説され、それは、他国の文化を排斥することなく受け入れるエストニア人のおおらかさと、IT化の進んだエストニアの現在の姿をより際立たせる濃密な時間となりました。

 


会報「宇宙樹」2020年12月号


2020年10月例会

演題:「ノルウェーのユニークな絵本と出版支援体制」

ノルウェーでは、DVや育児放棄、児童への性的虐待など社会問題を盛り込んだ絵本が出版されています。こうした「非商業的」な絵本が出版できる同国の文化支援体制や、フリーランスの作家たちの生活をサポートする制度をお話しします。また日本で紹介される機会が少ないノルウェーの魅力的な絵本をご紹介します。

講師青木順子氏(ノルウェー語講師、翻訳、講演会講師)

日時:2020年10月30(金)19:00~20:30

開催方式:Zoomを使ったライブ方式 

 

 * 参加者29名(非会員:13名(学生1))

  *<参加者感想抜粋>

ノルウェーの絵本の絵や色使い、メッセージの説明にぐいぐい引き込まれました。本の買い取り制度の文化的な意義に強く共感。また、図書館の子どもコーナーの写真では、同じ本が4~5冊置かれているように見え、まさに子ども の居場所作りが行われていると感じました。

 


会報「宇宙樹」2020年11月号


2020年9月例会

演題:「北欧の公共図書館:21世紀における新しいコミュニティの場」

(参考資料)「21世紀における新しいコミュニティの場としての図書館」

      『Voters』No.56, 2020年年6月号, P9~11

講師小泉公乃氏(国立大学法人筑波大学、図書館情報メディア系助教)

日時:2020年9月8(火)19:00~20:30

開催方式:Zoomを使ったライブ方式 

 

*新型コロナウイルス禍の中3月例会以後休会してまいりましたが、初めて

 オンラインで開催いたしました。

※参加者 27名(内 非会員10名)


会報「宇宙樹」2020年10月号


2020年6月例会

6月例会も休会となりました。


2020年5月例会

5月例会も休会となりました。


2020年4月例会

引き続き新型コロナ・ウイルス拡大の恐れがありますので、4月例会は休会となりました。


2020年3月例会

新型コロナ・ウイルスの現況深刻化により、理事長判断で、3月例会は中止とすることになりました。


2020年2月例会

演題:「雪の女王の住まう島(スピッツベルゲン島)」

アンデルセンの童話「雪の女王」のモデルとなったスピッツベルゲン島。今や真冬にも観光客が訪れる極北の島である。写真を交えて歴史・環境・景観・世界最北の街&太陽祭、氷河などを紹介する。 

講師:門脇久芳 写真家(公・社)日本写真家協会会員・修士(人間環境デザイン学)

日時:213(木)18302100

場所:京橋プラザ区民館(中央区銀座1-25-3  

 


会報「宇宙樹」2020年3月号


2020年1月例会  新春懇談会

日時: 2020年1月19日(日) 12:00~14:00(11:30より受付)

会場: レストラン「ストックホルム」(東京・赤坂東急プラザ1F)03-3509-1677

食事: ミルクを使ったミートボール、鮭の生燻製、ニシンの酢漬けなどの北欧料理を

     バイキングでお楽しみ頂けます。

会費: 4,000円 学生2,000円(飲み物1杯つき)