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2017年 11月6日(月)18:30~

11月例会

「北欧文化協会創設者桑木務と戦前ヨーロッパの日本語・日本文化講座」小川誉子美(横浜国立大学教授)

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シベリウスピアノ作品全曲演奏会

2月20日(日)に開催された、日本シベリウス協会創立25周年記念「シベリウスピアノ作品全曲演奏会」に参加して参りましたので、ご報告いたします。

 

*当日の詳細なプログラムは、日本シベリウス 協会からダウンロード可能です。

 

すみだトリフォニー小ホールで開催されたこの催しは、11:00~21:00までの全4部構成、出演されたピアニスト18人(特別演奏の舘野泉会長を含めると19人)で全117曲(舘野泉会長の特別演奏とアンコールを含めると119曲)という、文字通りのマラソンコンサートでした。

 

ピアノと言えばソロということで、ピアノの演奏会と言えばピアニストは一人、というのが通常のコンサートかと思います。私にとって、こんなにも大勢のピアニストが一堂に会し、入れ替わり立ち替わり演奏されるのは、観るのも聴くのも生まれて初めての体験でした。

 

さて、北欧文化協会がこの演奏会を後援させていただいた関係で、僭越ながら、私は関係者席で演奏を聴かせていただきました。舘野泉会長も、第一部の冒頭から、第四部の前半まで観客に交じって客席で聴いていらっしゃいました(出番が最後でしたので、第四部の後半はさすがに客席にはいらっしゃいませんでした)。

 

恥ずかしながら、シベリウスのピアノ曲というのはまったく初めてでして、117曲のうちの1曲も知らないという始末でした。もっと正直に申し上げれば、本当に聴きとおすことができるのか不安もありました。しかし、演奏が始まってみれば心配は杞憂でしかありませんでした。

 

長い演奏会なのでいろいろな思いが去来したのですが、特に第三部に聴きやすい曲が多かったように思います。中でも印象に残っている曲を挙げると、第三部前半の「抒情的瞑想 作品40」の中から、次の2曲になります(演奏:吉村誓子氏)。

  • ロンドレット
  • 小さなセレナード

 

ロンドレットは、朧月が浮かぶ暖かな春の宵、やわらかな月光の下で、魔法の生き物や小さな動物たちと一緒に踊りだしたくなるような曲でした。軽快でいて少しおどけたようなところのある曲で、一度踊りだしたら最後、夜があけるまで踊り続けてしまいそうです。

 

小さなセレナードは、初夏の日差しの中、緑の香りを含む穏やかな風がそよぎ、海面の、川面の、湖面のさざ波に日の光がきらきらと反射しているような、あるいは、白樺林から空を見上げ、やや銀色を帯びた白樺の葉の隙間から、木漏れ日がきらきらと輝いているような、そんな曲でした。

 

これ以上拙い文章をお読みいただくのは無粋というもの、このへんにしましょう。

 

演奏会の最後を締めくくるのは、舘野泉会長による特別演奏、左手によるフィンランディア賛歌でした。ゆるやかなテンポに編曲され、流れるような左手の演奏が、やわらかに曲を奏でてゆきます。アンコールを含め、本当に素晴らしかったです。

 

そして、皆様に嬉しいお知らせがあります。

 

今回の演奏会では、作品番号のあるピアノ曲117曲を取り上げましたが、次回10月31日(月)19:00から、作品番号のないピアノ曲とオーケストラ作品のピアノ編曲版の演奏会があります。

 

今回参加された方もされなかった方も、すみだトリフォニー小ホールに、是非足をお運びください。