北欧文化協会は、第二次世界大戦後まもなくの1949年10月に創設されました。その背景には、日本の敗戦により抑留された北欧諸国や近隣地域から帰国された方がたが、当時あまり知られていなかった北欧諸国についての理解や国際交流を推進するために尽力されたと伺っています。
当初、北欧5か国を対象としていた本協会は、現在では、バルト海対岸のバルト3国にも視野を拡げ、年齢、職業、経験などとは関係なく、自由に知識や関心を深め、新たな世界に目を拓く機会を大事にしています。今では、インターネット活用の日常化によって、同時代に生きる者同士の繋がりが日々の生活に浸透しています。
創設当初の「日本と北欧をつなぐ架け橋」となる役割を担いつつ、時代に即した国際理解や交流の場を創りあげていきます。北欧文化協会は会員の皆様の積極的な参加によってこそ、充実した活動を展開できると確信しております。(志摩園子)